「子供の歯並びを綺麗にしてあげたいけれど、矯正治療は痛そうでかわいそう……」
「ワイヤーをずっと着けているのは、学校生活でストレスにならないかしら?」
横浜市磯子区、杉田駅・新杉田駅周辺にお住まいの保護者様から、このようなご相談をよくいただきます。
特にお子様が小学生に上がる前後の時期は、永久歯への生え変わりが始まり、将来の歯並びが形作られる非常に重要なフェーズです。
かつての小児矯正といえば、金属の装置を歯に固定し、針金で締め付ける「ワイヤー矯正」が一般的でした。
しかし現在、杉田の平野歯科医院では、お子様の身体的・精神的な負担を最小限に抑え、顎の健やかな発育をサポートする「マウスピース型の小児矯正(インビザライン・ファースト)」を推奨しています。
本記事では、お子様が矯正を嫌がる最大の原因である「痛み」に焦点を当て、最新のマウスピース矯正がどのようにその悩みを解決するのか、ワイヤー矯正との比較を交えて徹底的に解説します。
子どもが矯正を嫌がる最大の理由「ワイヤーの痛み」
杉田駅周辺の小学校に通うお子様たちや、当院へ検診に来られるご家族とお話ししていると、「矯正=痛い、怖い」というイメージが非常に根強いことを実感します。
実際に、従来のワイヤー矯正には、お子様が治療を嫌がってしまう物理的な要因がいくつか存在します。
1. 歯を「締め付ける」独特の圧力
ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる金属やセラミックのボタンを接着し、そこに通したワイヤーの弾性を利用して歯を強制的に動かします。
月に一度の調整日には、歯科医院でワイヤーをより太いものに変えたり、強く締め直したりします。
この際にかかる急激な圧力が、数日間続く鈍痛の原因となります。
大人でも辛いと感じるこの痛みは、痛みに敏感なお子様にとっては、食事や勉強、睡眠の質を下げてしまう大きなストレスになりかねません。
2. 粘膜を傷つける「突起物」のトラブル
お口の中に金属のデコボコがある状態は、非常にデリケートなお子様の口腔内の粘膜にとって大きな負担です。
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口内炎の頻発: ブラケットやワイヤーの端が頬の内側や唇に当たり、慢性的な口内炎に悩まされるケースは少なくありません。
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スポーツ時の怪我: 杉田周辺には少年野球やサッカーチーム、スポーツクラブが盛んですが、激しい接触があった際、装置がお口の中を切ってしまうリスクが常に付きまといます。
3. 食事の制限と不快感
ワイヤー矯正中は、「装置が外れる可能性があるため、硬いものやお餅のような粘り気のあるものは控えるように」といった食事制限がかかります。
また、食べかすが装置の隙間に詰まりやすく、外出先や学校での食後に不快感を感じたり、それが原因でからかわれたりすることを気にし▶て、矯正自体を嫌いになってしまうお子様もいらっしゃいます。
▶平野歯科医院の視点:
私たちは、矯正治療をお子様の「心」の成長を妨げるものにしたくないと考えています。
痛みや不便さを無理に我慢させるのではなく、いかに自然に、笑顔のまま治療を進められるかが、杉田の小児歯科・小児矯正に力を入れる歯科医院としてのこだわりです。
マウスピース矯正の「じわじわ動かす」
痛みが少ないメカニズム
では、最新のマウスピース矯正(インビザライン・ファースト)は、なぜワイヤー矯正に比べて痛みが少ないのでしょうか。
そこには、デジタルテクノロジーを駆使した「精密な移動コントロール」があります。
▶1枚あたりの移動量はわずか「0.25mm」
インビザライン・ファーストは、1枚のマウスピースで動かす歯の距離を、最大でも0.25mm程度に抑えるよう精密に設計されています。
ワイヤー矯正が「強い力で一気に引き寄せる」のに対し、マウスピースは「薄い膜で包み込み、ごくわずかな力で持続的に押し動かす」というイメージです。
▶圧力を分散させる全歯被覆構造
ワイヤー矯正はブラケットが接着されている特定の点に力が集中しますが、マウスピースは歯の頭(歯冠)全体をすっぽりと覆います。
これにより、力が歯列全体に均等に分散されるため、特定の歯が強く痛むことが激減します。
新しいステージのマウスピースに交換した直後は、数時間ほど「締め付けられる感覚」があるものの、多くの場合は数日どころか数時間で違和感として消化されてしまいます。
▶iTero(アイテロ)による無理のない計画
当院では、お口の中を数分で3Dスキャニングできる「iTero(アイテロ)」という機器を導入しています。 このデジタルデータをもとに、コンピューター上で「どの歯を、いつ、どの方向に、どれくらい動かすか」を0.1mm単位でシミュレーションします。
お子様の顎の成長予測に基づき、骨に無理な負担をかけない「最短かつ最優」のルートを算出するため、無駄な痛みを発生させない治療計画が立てられるのです。
ワイヤーによる「痛み」のトラブルがない!
お口の中の快適性を実現するマウスピース矯正
マウスピース矯正の最大の魅力の一つは、日常生活における「トラブルの少なさ」にあります。
▶滑らかなポリマー素材「スマートトラック」
インビザライン・ファーストのマウスピースは、特許取得済みの特殊なプラスチック素材で作られています。
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驚くほどの滑らかさ: 金属の鋭い角やワイヤーが一切ないため、お口の中を傷つける心配がありません。
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口内炎ができにくい: 装置が原因で口内炎ができることがほとんどないため、お喋りや食事を存分に楽しめます。
▶自分で「着脱できる」ことの絶大なメリット
ワイヤー矯正は一度装着すると数年間外せませんが、マウスピースはご自身で取り外しが可能です。
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食事の時間は「矯正ゼロ」の状態に: 装置を外して大好きなものを食べられるため、栄養摂取が重要な成長期のお子様の食生活を妨げません。
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圧倒的な清掃性: 装置を外して普段通りに歯ブラシやフロスができるため、ワイヤー矯正の宿命であった「矯正中の虫歯」のリスクを劇的に下げることができます。
▶急なトラブルでの通院を削減
「ワイヤーが外れて刺さった」「ブラケットが取れた」といった緊急の痛みは、ワイヤー矯正では避けられません。
杉田のお忙しい保護者様にとって、平日の急な来院予約は大きな負担ですよね。
マウスピース矯正であれば、そうした物理的な破損トラブルが極めて少ないため、計画通りの通院頻度(通常1.5〜2ヶ月に1回)で安定して治療を進めることができます。
インビザライン・ファーストなら
「話しやすさ」も考慮されている
「マウスピースを着けると、学校の授業や発表で喋りにくくなるのでは?」という不安は、多感な時期のお子様にとって大きな問題です。
特に小学校に通うお子様たちは、英語の授業や音楽、合唱など、はっきりと声を出す機会も多いでしょう。
1. 違和感を最小限に抑える「フィット感」
インビザライン・ファーストは、一人ひとりのお子様の歯の形を精密にスキャンして作る完全オーダーメイドです。
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薄さと滑らかさ: ワイヤー矯正のように装置が唇を押し上げることがなく、マウスピース自体も非常に薄いため、装着して数日もすれば、お口の中の異物感はほとんど消失します。
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発音への影響の少なさ: 装着し始めは「サ行」や「タ行」が少し話しづらく感じることがありますが、マウスピース矯正の発音への影響は少なく、通常は3日〜1週間程度で普段通りのお喋りができるようになります。
2. 「見た目」がストレスにならない
高学年になるにつれ、お友達からの視線を気にするお子様が増えてきます。
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透明で目立たない: 近くで見ても矯正中であることが分かりにくいため、人前で笑ったり話したりすることに抵抗を感じさせません。これは、思春期前の繊細な心を守るためにも非常に大きなメリットです。
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ワイヤー矯正との違い: ギラギラとした金属が見えるワイヤー矯正を嫌がって治療を拒否していたお子様でも、「これなら着けられる」と前向きに取り組んでくれるケースが杉田の当院でも増えています。
3. 「顎の拡大」を同時に行える画期的な仕組み
平野歯科医院の予防矯正サイト(https://hirano-kdc.jp/449413985)でも詳しく解説していますが、小児期の矯正で最も大切なのは「歯が並ぶための土台(顎)を正しく育てること」です。
インビザライン・ファーストは、単に歯を綺麗に並べるだけでなく、顎を適切な大きさに広げる「拡大」の機能も備えています。
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効率的な治療: ワイヤー矯正の場合、まず拡大装置で顎を広げ、その後にワイヤーを巻いて並べるという「二段階」のステップが必要になることが多いですが、マウスピースならこれらを同時に、かつ精密に進めることができます。
初めてのマウスピース体験!
杉田の平野歯科医院での矯正の慣らし方
「うちの子が毎日20時間以上もマウスピースを着けていられるだろうか……」と心配される親御様も多いはずです。平野歯科医院では、無理なく習慣化するためのステップを親子で一緒に歩んでいきます。
1. 「なぜやるのか」をお子様自身が理解する
当院では、お子様を「治療される側」ではなく「一緒に頑張るパートナー」として迎えます。
iTeroによる3Dシミュレーションで「今のガタガタの歯並びが、こうやって綺麗になっていくよ」という未来の映像を見せることで、お子様自身の「綺麗になりたい!」という意欲を引き出します。
2. 歯並びの根本原因を改善する「MFT(口腔筋機能療法)」
当院が最も大切にしているのが、装置に頼るだけでなく、お口の周りの筋肉を正しく整えるトレーニングです。
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口呼吸から鼻呼吸へ: 歯並びが悪くなる大きな原因は、口が常に開いている「口呼吸」や「舌の癖」にあります。
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具体的なトレーニング: 「あいうべ体操」や舌の位置を正しく保つ練習(スポット)などを、遊び感覚で取り入れてもらいます。 マウスピース矯正とこのMFTを組み合わせることで、ワイヤー矯正だけでは難しい「治療後の後戻り」を防ぎ、一生モノの正しい口腔環境を作ります。
3. 杉田の生活スタイルに合わせたサポート
「給食の時はどうする?」「学校や習い事のプールでは外すべき?」といった具体的な疑問にも、スタッフが丁寧にお答えします。
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給食時: 専用のケースを持ち歩き、食べる直前に外し、食後は軽くお口をゆすいでから再装着する。この習慣を身につけるためのアドバイスも行っています。
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学校や習い事のプール時: 杉田周辺にはスイミングスクールに通うお子様も多いですが、プールに入る際は基本的に「装着したまま」で問題ありません。 マウスピースは呼吸を妨げるものではなく、むしろ万が一プール内で他のお子様と接触した際、お口の中を保護する役割も果たしてくれます。ただし、紛失がどうしても心配な場合や、学校・スクールの規定がある場合は、ケースに入れて保管し、プールから上がった後に速やかにお口をゆすいで再装着するよう指導しています。
よくある質問(FAQ)
— 杉田の保護者様から寄せられる不安
Q1. マウスピースを失くしたり、壊したりした時はどうなりますか?
お子様ですので、給食の時にティッシュに包んで捨ててしまった、というトラブルは稀にあります。
インビザライン・ファーストには一定の保証期間があるほか、次のステージのマウスピースへ早めに移行できる場合もあります。
ワイヤー矯正で装置が外れて急患で駆け込むストレスに比べれば、管理は非常にスムーズです。
Q2. 費用はワイヤー矯正より高いのでしょうか?
初期費用だけを見ると、マウスピース矯正の方が高価に感じられるかもしれません。
しかし、インビザライン・ファーストは「一期治療(子供の矯正)」だけでなく、将来必要になるかもしれない「二期治療(大人の矯正)」の期間や費用を大幅に軽減できる可能性があります。
結果的に「トータルの通院回数や追加治療費」まで含めると、非常にコストパフォーマンスが良い選択となります。
Q3. 本当にワイヤーを使わずに治るのですか?
重度の骨格的な問題がある場合はワイヤーを併用することもありますが、混合歯列期の適切なタイミングで開始すれば、マウスピースのみで理想的な咬み合わせまで導けるケースがほとんどです。
当院では精密診断の結果をもとに、正直に「マウスピースでいける範囲」と「ワイヤーの可能性」をお伝えしています。
まとめ:お子様の笑顔を絶やさない優しい小児矯正
横浜市杉田で小児矯正をご検討中の皆様、最後までお読みいただきありがとうございました。
お子様の歯並びを整えることは、単に見た目を美しくするだけではありません。
正しく噛めること、鼻で呼吸ができること、そして自分の笑顔に自信を持てることは、お子様の長い人生において「かけがえのない健康の財産」となります。
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「痛い、怖い、不自由」というワイヤー矯正のイメージ。
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「目立たない、清潔、顎を育てる」という最新のマウスピース矯正。
どちらがお子様の今の生活にフィットするか、ぜひご家族で話し合ってみてください。
平野歯科医院では、杉田駅・新杉田駅から徒歩圏内の通いやすい環境で、最新のデジタル設備と温かいスタッフがお子様の成長を見守ります。
「まだ相談するには早いかも?」と思われる時期こそ、実は予防矯正のベストタイミングです。
お子様の将来のために、まずは一歩、当院の無料カウンセリングから始めてみませんか?
無料の矯正相談はこちら:https://ssl.haisha-yoyaku.jp/m4951676/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp